キャッシュ

2025/08/30

キャッシュとは

キャッシュとは、一度アクセスしたデータやコンテンツを、一時的に保存しておく仕組みのこと。
次に同じデータが必要になったときに、保存しておいた場所から素早く読み込むことで、通信時間や処理時間を短縮するために使われる。

目的

  • パフォーマンスの向上: データ取得にかかる時間を減らし、ウェブサイトの表示を速くする。
  • サーバーの負荷軽減: 同じデータへのリクエストがオリジンサーバーに集中するのを防ぎ、サーバーの負荷を下げる。
  • 通信コストの削減: ネットワーク経由でのデータ転送量を減らす。

用途

  • ウェブブラウザのキャッシュ: ブラウザが、一度訪れたウェブサイトの画像やスクリプトをローカルのコンピュータに保存する。次回訪問時には、サーバーから再ダウンロードすることなく、保存されたデータを使ってページを表示する。
  • CDNのキャッシュ: CDNのエッジロケーションが、オリジンサーバーから取得したコンテンツを一時的に保存する。これにより、次に同じコンテンツへのリクエストがあったとき、ユーザーに最も近いエッジロケーションから高速に配信できる。
  • CPUのキャッシュ: CPUが、頻繁に使うデータをメインメモリからではなく、より高速なキャッシュメモリに保存する。これにより、データ処理の速度が大幅に向上する。

関連ページ

CDN

バックリンク