CDN

2025/08/30

CDNとは

CDN (Content Delivery Network) は、ウェブサイトのコンテンツを高速に配信するために、世界中に分散配置されたサーバーネットワーク
分散配置された小規模サーバーをエッジロケーションと呼ぶ。

コンテンツをユーザーに最も近い場所にキャッシュすることで、ウェブページの読み込み時間を短縮し、パフォーマンスを向上させる。

目的

CDNの主な目的は、地理的な距離が原因で発生する通信遅延を解消すること。

オリジンサーバー(コンテンツの原本があるサーバー)から遠く離れた場所にいるユーザーにも、コンテンツを素早く届けるために存在する。
これにより、ユーザー体験の向上と、サーバーへの負荷軽減を実現する。

用途

  • ウェブサイトの高速化: 画像や動画、CSS、JavaScriptファイルなどの静的コンテンツをキャッシュし、ユーザーに最も近い場所から配信することで、ウェブサイト全体の表示速度を向上させる。
  • トラフィック負荷の分散: 人気のイベントやセール時など、一時的にアクセスが急増した場合に、CDNがトラフィックを分散して受け持つことで、オリジンサーバーがダウンするのを防ぐ。
  • 信頼性と耐障害性の向上: 一部のサーバーやネットワークで障害が発生しても、自動的に別のサーバーに切り替えることで、サービスの停止を防ぎ、高い可用性を維持する。
  • セキュリティ機能の提供: DDoS攻撃対策など、一部のセキュリティ機能をユーザーの近くで実行することで、オリジンサーバーに悪意のあるトラフィックが到達する前にブロックする。

主要なプロバイダーとサービス

  • Amazon CloudFront
  • Cloudflare
  • Google Cloud CDN
  • Microsoft Azure CDN
  • Akamai

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