サーバーがクライアントとの過去のやり取り(状態)を記憶し、その状態を次のリクエスト処理に利用する方式。
仕組み
サーバーはセッション情報を自身のメモリやデータベースに保存する。クライアントからのリクエストがあるたびに、保存された状態を参照・更新する。
メリット
- 過去の文脈を維持できるため、連続した対話やトランザクション処理に適している。
- 状態をサーバー側で管理するため、クライアント側の実装がシンプルになることがある。
デメリット
- サーバーが状態を保持するため、スケールアウトが難しい。
- サーバー障害が発生すると、状態情報が失われる可能性がある。
主な用途
- オンラインショッピングのカート機能
- 銀行のオンライントランザクション
- ログイン状態の管理